幕張ファイアー!ズレータ絶叫満塁弾
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「手応え十分。入ると思ったよ」。そして、満員の千葉マリンを“ズレータ劇場”に変えた。「開幕で披露する」と宣言していた新パフォーマンスの時間となった。
刀を抜いて左右へ斬るしぐさから、拳を突き出し「パナマウンガー(運河)!!」と叫ぶところまではソフトバンク時代と一緒。ここから中腰になり、せり上がるように両手を下から頭上へ掲げ「幕張ファイアー!!」の大絶叫で締めた。
「千葉マリンの花火をイメージしたんだ」。フェースガードと赤コンタクト。異形の“メカズレータ”が、その名の通りの火炎放射で、快投ダルビッシュを炎上させた。
創案から約3週間。孤独な極秘練習を重ねてきたという。「プロだから。しっかり見せられる物を作りたかった」。自らビデオで撮影し、カメラ写りのチェックを繰り返した。芸人顔負けの努力が生んだ高い完成度?に大満足だ。
この“儀式”が効いたのか、直後の七回表に突然の豪雨。パ・リーグでは66年の東映-阪急戦以来、41年ぶりの開幕戦雨天コールドの珍事で引き分けとなった。「違うバージョンもあるので、次にお見せしたい」とズレータ。この一発がV奪回の号砲となる。
マジで心強いね。ズレ様様だよ。