33年ぶり同一カード開幕連続ドロー
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ロッテは日本ハムと延長12回0-0の引き分けに終わり、74年以来となる開幕戦から同一カード2試合連続引き分けとなった。同年はロッテが日本一になった年で、先発小林宏の好投を生かせず今季初白星こそ逃したが、吉兆データを聞いたバレンタイン監督は「ワォー、そいつは縁起がいいね」と前向きにとらえた。
前日同様、この日の天候も降雨コールドの可能性があった。小林宏は「足場も悪かったし、いつ中止になるか分からなかったので、先に点を与えないことだけを考えた」。集中力を高めて臨んだのが奏功し、9回を投げて被安打4、11奪三振の好投を演じた。
延長10回からは薮田、藤田、小林雅のロッテの誇る救援陣「YFK」が、盤石のリレーで相手打線を沈黙させた。昨季の王者と1歩も譲らず、ボビーは「2試合とも、とてもいい内容の試合だった」と手応えを感じ取った。小林宏も「チームが負けなかったことが一番。理想的な投球もできたし、かなり自信になった」と、最高のシーズンになる予感に満足げだった。
次回はぜひロリユキに勝ち星を。