完投目前あらら ロッテ・渡辺俊ちょっぴり悔しい3勝目
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少し悔しい3勝目だった。渡辺俊は九回一死から連打と四球で降板。「ローズの四球がいけない。情けない感じが残っちゃいました」と目前で完投を逃して苦笑した。
地面すれすれからの直球とカーブ、シンカーで幻惑した。制球も抜群で、初球からボールが二つ続いたのは、八回までは1度だけ。「無駄な走者を出さないよう、丁寧に投げた」と言う通り、6イニングを3人ずつで片付けてみせた。
昨季はWBC出場の影響で調整が狂い、5勝11敗に終わった。今季はその反省を生かしている。オフには投球のポイントとなる肩甲骨と股(こ)関節の動きの精度を高めてきた。特殊な投法だけにわずかな狂いでも影響を受けるが、入念な準備で自在の制球を可能にした。
3季ぶりのオリックス戦白星で、勢いも加速しそう。サブマリン右腕は「気持ちも体も安定して試合に臨めている。これからどんどん勝ちます」と力強かった。
★ズレータ10号2ラン
ズレータがまた打った。一回にこの3連戦で2本目となる10号2ラン。右から左への風にも乗せて左中間最深部にたたき込み「ようやく自分の仕事ができた。バッティングになってきたよ」とご機嫌だった。
これでオリックスからは6本目の本塁打。今季は33打数13安打、打率3割9分4厘と「お得意さま」にしている。
俊介GJ。安心して見れました。