ロッテ:八回に4点、3連勝 中日は投手陣が10四死球
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ロッテが3連勝。一回、早川の適時三塁打などで2点を先取。その後も小刻みに加点すると、八回、ベニーの適時二塁打などで4点を挙げ、勝負を決めた。中日は投手陣が毎回の10四死球と乱調。打線もウッズのソロなどで追い上げたが、ロッテの継投にかわされた。
▽ロッテ・バレンタイン監督 さまざまな形で得点できた。(交流戦)3連覇へ向けて、最初の試合を勝てたことは良かった。
▽中日・落合監督 交流戦の最初は、こんなもんだろう。(試合前から)予感はしていた。
○…交流戦の開幕を任されたロッテ・成瀬が要所を締め、負けなしの5勝目。「調子は正直悪かった」と言いながら、「2失点でしのげた。最低限の仕事ができた」と自己評価した。プロ初登板初先発で初勝利を挙げたのが昨年5月17日の横浜戦。昨季挙げた5勝のうち交流戦が3勝と得意にしている。「(本拠地の)千葉マリンは、風の影響を意識したコントロールが必要。セの投手は1、2試合しか投げる機会がないから、合わせるのが難しいでしょう」。10四死球と乱れた中日の投手陣を尻目にホームの優位を最大限に生かした。
○…今季ロッテの主将を務める里崎が追加点をたたき出した。三回1死二、三塁から、中日・朝倉の直球を中前へ運ぶ適時打。左太もも痛のためここ5試合を欠場し、これが復帰戦だったこともあり、「チームに迷惑をかけていた。久しぶりの出場で、チームに貢献できてよかった」。復帰に合わせ、この試合からユニホームの左そでにキャプテンマークをつけた。「マークに恥じないプレーをしなくてはと思っています」と気を引き締めていた。
○…「あの回を踏ん張っていたら」と中日・朝倉が悔やんだのが六回の失点だ。味方が1点差に追い上げ、試合の流れをつかみかけた直後。ロッテは下位打線からの打順だったにもかかわらず、1点を与えてしまい、あえなく降板となった。六回途中までに6四死球を与えたことについても、「今日はコントロールに苦しんだ。しっかり調整してきます」と、反省ばかりが口をついた。
里崎もTSUYOSHIも戻ってきたし、万全だね。