ロッテが虎狩り14点爆勝…05年日本シリーズ再現だ
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2年前の再現だ。ロッテが18安打で今季最多の14点。05年の日本シリーズで、開幕から3試合連続2ケタ得点するなど、阪神を4タテした時を思わせる猛打で快勝した。
電光石火の攻撃を見せた。初回、無死一、二塁から福浦が右中間へ2点二塁打。これで6試合連続初回得点。福浦も3戦連続の初回適時打となったが「1、2番がチャンスを作ってくれるから、何とかしたいだけ」と淡々。その後1点を加えると2回にも4点を挙げ、計7点。開始から40分で試合を決めた。
だが、あっさりとは終わらなかった。9回表、10点差の場面で阪神・能見が福浦の右ひじにこの日2つ目の死球。その裏、今度はロッテ・藤田が金本の右ひじにぶつけた。両軍ベンチ総出となりマウンド付近でもみ合い。審判から警告試合が宣告された。いらだつ阪神ファンからはロッテ・ナインに“帰れコール”。危険を感じたロッテ側は試合後のヒーローインタビューは中止にした。
バレンタイン監督は「うちが与えた死球(14)の倍以上(30)死球を受けている。もう当てられるのは見たくない」と憤慨。この日3安打も2死球の福浦は「力が入らない」と28日の出場が微妙な状況になった。せっかくの快勝劇も、遺恨を残して第2ラウンドを迎える。
福浦だけはやめてくれ。ロッテの至宝。