渡辺俊好投、完投で6勝目 福浦が決勝打を放つ
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◇千葉ロッテ-ヤクルト2回戦(1勝1敗、13時、千葉、28863人)
▽勝 渡辺俊9試合6勝1敗
▽敗 藤井11試合3勝7敗
▽本塁打 西岡2号(1)(藤井)
▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊―里崎
ヤクルト 藤井、花田―福川
千葉ロッテは3日、セ、パ交流戦のヤクルト2回戦(千葉マリン)を行い、5―1で投手戦を制し、対戦成績を1勝1敗のタイとした。渡辺俊は8安打されたが、要所を締めて完投で5連勝の6勝目。1―1の八回、代打堀の左越え二塁打を足掛かりに打者7人で5長短打を集めて一挙4点を勝ち越し、突き放した。4日は試合がなく、5、6日と巨人2連戦(千葉マリン)が行われる。
【評】千葉ロッテは1―1の八回、代打堀の二塁打を足場に一死二、三塁とし、福浦の右中間二塁打で2点を勝ち越し。さらにサブロー、ベニーの適時打で加点した。渡辺俊は粘り強い投球でヤクルト打線をかわし、1失点完投で6勝目。
ヤクルトは藤井が八回途中まで好投したが、打線が三回まで連続無死からの走者も無得点と援護がなかった。
◆マリンの風を味方に
渡辺俊が今季3度目の完投でチームトップタイの6勝目を挙げた。「調子は最初良くなかったけど、ちょうどいい風が吹いていたので」と笑みを浮かべた。
100キロに満たないカーブ、120キロ台のシンカーがさえた。「(変化球の)ブレーキがかかりやすい風なので」と渡辺俊。本拠地特有の風を味方につけ、直球との緩急の差を40キロ近くつける投球で凡打の山を築いた。
三回に先頭打者を四球で歩かせたが、続くセ首位打者の青木を初球122キロのシンカーで併殺に切った。「ゲッツーを狙ったわけではないが、初球から勝負球で行った」。
六回は簡単に2アウトを取った後に3連打で1失点。「打たれた気がしないうちに点を取られた。流れが向こうに行きかけたが、崩れなかった」と収穫を口にした。
自身5連勝で防御率も1・77に。「うまいこと行っている。運がいいんですかね」と渡辺俊。井上投手コーチも「よく粘れた。調子が悪いときに辛抱強く投げられたことが良かった」と話した。
俊介凄いね。あれで調子悪かったの?