腰に不安…渡辺俊3回KO ロッテ、今季初の3連敗
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信じられない乱調だった。渡辺俊が今季最短の3回KO。9安打と6失点も今季最多だ。「打たれすぎ。みんなに申し訳ない」と肩を落とした。
制球が定まらず、高めに浮いた球を狙い打たれた。一回無死一、三塁は何とかしのいだが、二回につかまった。
無死から連打で一、三塁とされ、谷繁に2ストライクから高めの誘い球を2点二塁打される。さらに浅尾のバントを自ら三塁へ悪送球。傷口を広げて井端とウッズに適時打を浴び5点を失った。ベンチに戻る際のうつろな表情がショックの大きさを物語っていた。渡辺俊は「力が球に伝わっていなかった。球が弱いから打たれる」と悔しさをこらえた。
一抹の不安を抱えていた。3勝目を挙げた5月10日のオリックス戦後、棚に置いてあるグラブを取ろうとして軽いぎっくり腰になった。以降3勝を積み上げたが「練習量を落としたから、今回の登板あたりで影響が出るはず」と話していた。悪い予感が的中した。
チームも初の3連敗で、交流戦3連覇に向けて痛い黒星だ。バレンタイン監督は「千葉に戻って、全力で勝つことを考えるのみ」と厳しい表情で前を向いた。
★打線は淡泊な攻めに終始「幸運がなかった」
ロッテは打線が一回の2点だけにとどまった。二回以降も走者は出したが連打は一度もなし。淡泊な攻撃に終始し、チームの好調を支えてきた爆発力が出なかった。
バレンタイン監督は「打者のスイング自体はいい。勝った試合のように、幸運がなかったということ。明日1日休んでみんなリフレッシュできるのでは」と話した。
◆ロッテ・井上投手コーチ(渡辺俊に)
「全体的にしっかりとらえられた。球に切れがなかった」
◆サブロー(先制適時打)
「直球が速いと聞いていたので、力負けしないように、コンパクトにセンター返しを心掛けた」
俊介怪我?マジやめて。