ロッテ:鮮やかな先制攻撃で快勝 広島は全員安打実らず
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ロッテが鮮やかな先制攻撃で連敗を3で止めた。一回、福浦の3号3ランなど5安打に四球と敵失を絡めて6点を奪った。久保が粘って投げて6勝目。広島はフェルナンデスの失点が重すぎて、先発全員安打も実らず。六回、4連打で3点を返すにとどまった。
▽ロッテ・バレンタイン監督 きょう連敗を止めたので、あしたから連勝が始まるだろう。
▽広島・ブラウン監督 (交流戦の負け越しが決まり)勝てる試合をしていない。きょうはフェルナンデスがやられたが、全体には攻撃陣に問題があった。
○…広島のナックル投手・フェルナンデスが、千葉マリン名物の風に泣いた。「ブルペンではよかったのに、マウンドでは全然変化しなかった」とぶ然。自ら監督に話して一回で降板した。投手にとって向かい風は変化球に有利というのが定説。現にロッテ・久保も「スライダーが切れすぎるほどだった」と話したが、揺れながら落ちるナックルには効果がなかった。ただし久保は「変化するのは低めの球。高いと変化しない」とも。3ランの福浦も「前の球はけっこう揺れていたのに、打った球はスッと入ってきた」と話しており、風の影響ではなく、高めに浮いただけだ、とロッテの選手は見ていた。
★ダグラスが故障 広島は13日、ショーン・ダグラス投手(28)が右足首を故障し、練習再開まで4週間かかる見込みと発表した。病院で「右脛腓(けいひ)じん帯・右前距腓(きょひ)じん帯損傷」と診断された。
先制点は本当に効果的。これがロッテの形だな。