小林宏が交流戦最多タイ11勝
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貫録すら漂っていた。ロッテの先発・小林宏が6回5安打1失点で8勝目。大差がつき早めの降板となったが「低めに投げることだけ考えてました。野手が点を取ってくれるので気楽に投げられました」。交流戦通算11勝目は同僚の久保に並ぶトップタイとなった。
集中を切らさなかった。試合前から降り続いた雨。それでも「全然投げにくくなかった。何度もやってますから」と平然。5回の1死一、二塁は喜田を、6回の無死一塁は前田智を得意のチェンジアップで併殺に。テンポの良い投球で味方の18安打14得点を呼んだ。
2005年は5勝を挙げ交流戦初代MVPを獲得。今年も無傷の3連勝。「テレビで見るバッターばかりで本当に楽しい」と楽しむ姿勢が好投につながっている。
13日の久保に続く交流戦11勝目。「昨日(14日)久保が新聞にでかでかと載ってましたからね。期待してます」と報道陣にリクエストした。チームトップの8勝にも「自分に厳しくしていかないと成長はしない」と満足はしていない。交流戦3連覇へ向け、投の主役を小林宏が担っていく。
まさにエースですな。