ロッテ交流戦V3消滅…渡辺俊がドーム“恐怖症”を露呈
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ロッテは交流戦V3が完全消滅した。ドーム“恐怖症”を露呈し、渡辺俊は険しい表情で球場を後にした。
「ドームでは投げにくい? 気をつけて投げていたんですけどね。スンちゃん(李)に打たれた1球がすべて」。四回、連打で初失点すると、元同僚の李に痛恨の被弾。直球を右中間席に運ばれた。
前回11日の中日戦ではナゴヤドームで6失点。「ドームは苦手とは思っていない。ただボールは飛びやすいし、東京ドームは狭いから…」。しかし、この試合までの過去3年間(05-07年)の防御率は、千葉マリンで2.58、他の屋外球場でも2.64の数字を残しているが、ドーム球場では4.05と急落する。
頼みの中継ぎ陣も七回に4点を許してジ・エンド。「ここですべてが終わるわけじゃない。巨人? 今回も良いチームだという印象を持ったよ」と顔をしかめながら答えたバレンタイン監督。交流戦の終盤9試合で2勝6敗1分け。まさに渡辺俊のドーム防御率同様に“急落”して、V3は消えた。
★早川、初の右打席プロ1号
七回、早川がいったんは同点にする3号ソロ。左翼席にたたき込んだ。スイッチヒッターだが右打席での一発はこれがプロ初。「めちゃくちゃうれしかったですよ。待ってた直球をコンパクトに打ちました」。昨オフ、オリックスから移籍していまや主力。「勝ちたかった。でもこれで終わりじゃない」。巨人へはペナントレース後に直接借りを返してみせる。
★パ新記録!藤田が512試合連続救援登板
ロッテの藤田宗一投手(34)が20日の巨人4回戦(東京ドーム)で4番手で登板し、512試合連続救援登板のパ・リーグ新記録を達成した。橋本武広がダイエー、西武、ロッテで記録した511試合を上回った。藤田はプロ初登板だった1998年4月4日の近鉄戦から1度も先発することなく、救援登板を続けている。プロ野球記録は橋本が持ち、阪神時代の15試合を含めた526試合。
★アグバヤニが途中交代
ベニー・アグバヤニ外野手(35)が巨人戦(東京ドーム)の四回、走塁時に右ひざに痛みを感じて途中交代した。病院で診察を受ける予定はなく、22日の横浜戦(千葉マリン)出場は様子を見て決める。
★今季優勝を祈願して“ブラックブラック・ナイト”!
ロッテは7月5日のオリックス戦(千葉マリン)に、本拠地では初めて黒いビジター用ユニホームで臨むことを発表。05年の優勝時は同ユニホームを着ていたため、今季の優勝を祈願してのもの。レディースデーの当日は、黒いアイテム持参で来場の女性にグッズのプレゼントなどの特典があることも発表した。
早川オメ。素晴らしいね。