ロッテ、四国IL買わない ボビーショック…
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球団事務所で会見に臨んだ瀬戸山社長は、「ファームの充実については、球団の中でバレンタイン監督も僕も同じように問題意識を持っている」と一定の理解を示したが、企業を買収する上で本社の同意が必要なこと、また野球協約上の問題など「地道にクリアしていくことがたくさんある」と説明。「次回の実行委員会に上げるとか、そういう話にはならない」と、7月2日のプロ野球実行委員会で話し合う可能性も否定した。
今回の問題は、IBLJ関係者が13日、財政面での支援、及びプロ野球の底辺拡大のために貢献したい―と申し入れ、それを聞いたバレンタイン監督が18日のスカウト会議後、買収構想を口にしたことによる。球団内の方針が固まらないうちに、現場が先走ってしまったための騒動で、瀬戸山社長は「一つの企業を買うのは大変なこと」と付け加えた。
2軍選手の出場機会確保など育成面でのメリットはある。「せっかくいい発想と構想なんだから、うまく進めたい。結論はこれから分析、研究をします」と、瀬戸山社長は今後の関係構築の可能性に含みを持たせた。一方、千葉マリンを訪れたバレンタイン監督は、報道陣から買収否定について質問されると、「たぶん難しいとは思うが、将来的には実現できると思う」と未練をのぞかせていた。
◆ロッテの四国IL買収騒動
6月13日、IBLJの鍵山誠社長がロッテ球団を訪れ、球団関係者に資本参加による財政支援、プロ野球界の底辺拡大の包括案を提案。その後、バレンタイン監督が18日に今秋のドラフト会議で育成選手も含めて約30選手の獲得を表明。IBLJの1球団を保有し、選手20人前後と指導者を派遣し、育成するプランを明かした。
これは実現して欲しいなー。