パ新512試合連続リリーフ
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4―4の七回に救援登板し、橋本武広(元西武)の持つ511試合のリーグ記録を塗り替えたが、打ち込まれ敗戦投手に。記念の試合で満足のいく投球ができず、新記録について聞かれると素っ気なく、「そんなのはどうでもいいです」と受け流した。
信頼回復に向け、絶好の見せ場だった。絶対の自信を持つ左打者が続く場面。しかし、持ち味である鋭く曲がるスライダーは本来の切れを欠き、連打を浴びて無念の降板。取り囲む報道陣に「よく分からないです…」と首をかしげながら球場を後にした。
今季は22日現在、20試合に登板し、1勝2敗。投球回数はわずか8回2/3で14失点、防御率14・54。バレンタイン監督は「投球機会が少ないのが原因かもしれないが、十分に経験を積んだピッチャー。早く彼らしさを取り戻してほしい」と心配する。
16日の試合前、「キャンプ中から肩の調子がおかしく、フォームが流れて、それでバランスを崩していた。いろんな疲れとかもあったかもしれない」と話していた藤田。プロ野球記録超えまであと15試合―。球史にその名を刻むときは笑顔で迎えてほしい。
◆ライアン氏が始球式
千葉ロッテは22日、米大リーグ通算324勝、大リーグ記録の通算5714奪三振を持つ豪速球投手、ノーラン・ライアン氏(60)が7月18日のオリックス戦(千葉マリン)で始球式を行うと発表した。
バレンタイン監督とライアン氏はエンゼルス時代に選手として、レンジャース時代に監督として同じチームに所属するなど旧知の間柄。「素晴らしい瞬間(ノーヒットノーラン)を見せてもらった。彼の偉大さはよく分かっている」と懐かしそうに話した。
また清水は「あれだけのピッチャー、雰囲気を感じるだけでも(自分にとって)何かある」と興奮気味だった。
◆「買収報道」に不快感
千葉ロッテのバレンタイン監督は22日、新たなマイナー選手の育成として、独立リーグ、四国アイランドリーグ(IL)のチームへの資本参加を検討している構想について、あらためて「多くの決断をするためには多くの話し合いをしなくてはいけない」と話した。
また一連の買収報道について、「球団として、多くの選手を育成するという考えで一致している。(出資先の)どこかの球団を誰が所有するということじゃない」と語気を強め、不快感を示した。
◆ベニーは問題ない
「(20日に負傷交代したが、この日打撃練習した)ベニーは問題ないように見えた。(先発投手のスライド登板に)予告先発ではないので。(7月18日のオリックス戦で始球式をするノーラン・ライアン氏に)もしかしたら打撃練習で投げるよと聞いているが、偉大な選手。とてもうれしい」
藤田、いい加減復活せいや!!