ロッテの来春1次キャンプ地は石垣島に…市長もバックアップ
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2年ぶりの覇権奪回へパ・リーグ首位を走るロッテが、黄金期を築くため、新拠点を構える。来春のキャンプ地に、12球団最南となる石垣島を選んだ。
「豪州への移動時間や気候、安全管理上の理由などで国内実施の意向があった。石垣市の全面的な支援の約束を受け、市民にプロ野球を見せたいという熱い気持ちに応えた」と瀬戸山社長。ロッテは06年から1次キャンプを豪州のジーロングで、2次キャンプを鹿児島市で実施。しかし、豪州は移動時間、1970年代からキャンプを張ってきた鹿児島はサブグラウンドの不備など練習施設に問題があり、新たなキャンプ地を探していた。
昨秋、石垣市にある八重山商工高・大嶺の入団交渉で瀬戸山社長やバレンタイン監督が石垣市を訪れた際、球場などを見学。その後、石垣市はメーンとなる石垣市営球場など施設充実を図るとしてキャンプ誘致をロッテ側に働き掛けていた。
当初、ロッテは来春に限っては豪州に一本化することで進めてきたが、石垣市が施設改修を来春のキャンプインまでに間に合わせることを確約したことで、一気にまとまった。会見に同席した石垣市・大浜市長は「大嶺選手の入団で誘致を真剣に考えた。市民とともに歓迎し、応援したい」と全面バックアップを約束した。
鹿児島市の2次キャンプは来年も5日間程度行う方向で検討。また二軍キャンプは従来通り、鹿児島・薩摩川内市の実施が濃厚だが、瀬戸山社長は、将来は石垣島で一、二軍合同キャンプを行う構想も明かした。
★渡辺俊、ソフトバンク戦先発
29日のソフトバンク戦に先発する渡辺俊が、チームと離れて調整した。キャッチボールなどの軽いメニューを終えたサブマリンは、「このチームを倒さないことには始まらない」と気合十分。今季6勝も、ここ2試合は連続KOされて足踏み。「良くなってきているのは自分でも感じている」と再浮上を誓っていた。
★久保が骨折
ロッテ・久保康友投手(26)が、都内の病院で、25日の横浜戦(千葉マリン)で打球が当たった左手甲の精密検査を受け、左手第5中手骨(小指)骨折で、全治6週間と診断された。
ソニック、早く帰って来い。怪我人多すぎ。