ダル2世・尾道商樋口8回12K/高校野球
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快速・樋口が12奪三振。高校野球広島大会は20日、しまなみ球場などで2回戦10試合が行われた。プロ注目の最速148キロ右腕、尾道商・樋口賢投手(3年)は8回を投げ5安打無失点。真っすぐに変化球を織り交ぜ松永打線を寄せ付けなかった。打線も効果的に加点し7安打で7点。8回コールドで初戦を突破した。ネット裏にはプロ10球団、23人のスカウトが詰めかけ、日英ハーフのイケメン投手に熱視線。あこがれの投手もズバリ、ダルビッシュだ。
この日の最速は142キロ。「調子はよくなかった」とつぶやいた。樋口は初回、相手の3番に中前打を許すが4番を投ゴロに打ち取ると、2~5回までは3者凡退。8回の1死満塁も右飛と遊ゴで切り抜けた。3者三振は2度。打者30人に対し12三振。被安打5。「悪いなりに投げられた」。樋口の自己評価よりスカウトの評価は高かった。
「自分の担当する中四国、滋賀、京都、兵庫ではトップクラス。球団に推薦できる。上位候補の中には入ってくる選手」(ロッテ黒木スカウト)。「投手として持っているものはすばらしい。長所を伸ばして欲しい」(巨人益田スカウト)。「徐々に力をつけている。真っすぐのスピード、球のキレがいい」(広島白武スカウト)など、ネット裏からの視線を一身に集めた“夏初登板”だった。
さあ、ドラフト情報もチラホラ出てまいりました。