久保復帰2戦目で2季ぶり完投勝利
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「何が何でも(この3連戦を)勝ち越さないといけない。自分の勝ち星よりチームの勝利。そういう意識で臨みたい」と、気合十分でマウンドに向かった。初回に二死三塁からカブレラの中前打で先制点を許すが、二回以降は完全に立ち直り、再三走者を背負いながら要所を締めた。
6月25日の横浜戦(千葉)で打球を左手首に受けて骨折。約1カ月の長期離脱を余儀なくされた。その後、チーム状態は下降線をたどり「迷惑をかけたという思いだけ。本当に悔しかった」。その思いを胸に、必死のリハビリに励んできた。
だが、この離脱期間が思わぬ副産物を生んだ。徹底した走り込みとウエートによって、下半身の安定感を生み直球の球威は故障前よりも増した。
「これからの試合は重みが違う。今までの分も勝利に貢献したい」。頼もしい右腕が復活の一歩をしるした。
本来は完投も出来るはずなんだよなー。