まいど! ロッテ・成瀬が得意のレオ狩りで13勝目!
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ロッテ・成瀬は七回、先頭の和田から3連打を浴び、犠飛も許して2点を失った。リードが1点に縮まり「もったいない。神経を使い過ぎて逆に制球が甘くなった」と悔しがった。
とはいえ、六回まで丁寧に内外角を突き、1安打に抑えた投球は見事だった。今季7度目の西武戦とあって配球を工夫。2巡目は直球で押し、3巡目に入るとチェンジアップを多く投げた。「七回につかまったが、先発としてはいい投球はできた」。今季西武から挙げた6つ目の勝ち星に満足げな表情も浮かんだ。
この登板でプロ入り初めてシーズンの規定投球回をクリア。まだ1敗しか喫していない左腕は、勝率のタイトル(最優秀投手賞)の条件である13勝にも到達した。
首位日本ハムとは2・5ゲーム差に縮まった。いまは個人のタイトルより、チームの勝利を最優先に考える。「これからは負けない投球を目指す」ときっぱり。21歳に頼もしさも備わってきた。
★ロッテ・竹原が殊勲の3ラン 今季5号で成瀬を援護
ロッテ・竹原が成瀬を援護する3ランを放った。四回二死一、二塁で内角低めの変化球をすくい上げ、左翼席に今季5号を飛ばした。三回まで毎回先頭打者が出塁しながら、得点できなかった。竹原は「なかなか得点できない苦しい展開だったので、何とかしたいという気持ちだけで打った」と勝負を決めた一打を喜んだ。
◆ロッテ・バレンタイン監督(成瀬に)
「落ち着いているし、持ち球も素晴らしく、いい制球力で投げている」
竹原のパンチ力はやっぱり魅力あるなー。