ロッテ、二回に一挙7点快勝! クライマックスSへ自信
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ロッテが大隣から8点を奪った。初対戦だった8月25日は七回途中まで無得点に抑えられ、勝ち星を献上したが、この日は違った。制球が不安定だった左腕を確実にとらえた。
二回一死満塁のチャンスで先制の左前適時打を放ったオーティズは「前回の反省を生かし、しっかり打ち返すことができた」。二回に12号3ラン、七回にも13号ソロを放ったベニーは「前回もタイミングは合っていた。いいイメージを持って打席に入れた」としてやったりの表情だった。
首位日本ハムに4・5ゲーム差としたが、現実的には覇権奪取は厳しい状況だ。しかし2位ソフトバンクとの3連戦に2勝1敗と勝ち越し。クライマックスシリーズ(CS)で対戦する可能性がある相手に自信をつけた。ベニーは「CSへ励みになる勝利」と胸を張った。
★持ち味発揮の小野
小野は制球力が抜群だった。変化球で内外角に揺さぶりをかける持ち味を発揮。七回途中1失点の好投に「スライダー、シュートでカウントをとれた。走者を出してからしっかりと投げられた」と喜んだ。
前半戦は左脇腹痛の影響で不振だったが、球宴後はこれで4勝(3敗)と徐々に調子を上げてきた。「投げる試合は勝ちにつながるように全力を尽くす」と力を込めた。
◆ロッテ・早川(二回に2点適時打)
「好機だったので必死に食らい付いた」
◆ロッテ・高沢打撃コーチ(大隣を攻略し)
「前回の対戦ほど真っすぐが走っていなかった。だからチェンジアップも見極められた」
前回大隣にはやられたからな。