久保2回KOで完敗もダル攻略法発見
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完敗だった。ロッテは先発・久保が2回持たず4失点KOされると、打線も内野ゴロで2点を奪うのがやっと。2、5回には打ち取ったかと思われた飛球で、右翼手・サブローが頭を越されるなど前進守備が裏目に出て、大事な初戦を落とした。
ダルビッシュの前に5安打。それでも攻略の糸口は見つかった。初回、先頭・西岡が「狙い通り。遊んでやった」と三塁の頭を越えるプッシュバントで出塁し二盗を決めた。3回も西岡が左中間二塁打を放ち、続く早川がバント安打。小技を絡めて好機を築き、福浦の二ゴロ併殺の間に1点を返した。「3回は併殺でなければビッグイニングになっていた。各打者ともとてもいい打席だった」とバレンタイン監督。第5戦までもつれれば中4日で再対決する難敵に133球を投げさせた。
「もっと警戒してほしい。心に火がついたし、もう消せない。あしたからも暴れたい」と西岡。指揮官も「1試合しか終わっていない。これから先も、いいシリーズが続くと思う」と言った。まだ小林宏、渡辺俊、成瀬の3本柱が残っている。たかが1敗。先に3勝すればいい。
ダルに133球投げさせたのは後で効くよ。