トレードも…阪神が清水、金村調査
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常勝軍団を築き再び悲願の覇権奪回に向け動きだした球団幹部は、今オフの補強ポイントについて、こう宣言した。
「先発を獲るならトレードが中心になるだろうが、獲れるなら、今年は、血を流してでもいかないとダメだろう」
他球団からエース級をトレードで獲得するには、それに見合った主力級の交換要員が必要だ。ただ、最優先課題のローテ再建のためには、出し惜しみはできないと判断。攻めのトレード交渉に乗り出す。
15日からオフに突入した球団は、水面下で進めていた調査活動を再び加速させた。獲得リストの最上位にはロッテ・清水。ほかに日本ハム・金村ら、2けた勝利を計算できる投手が挙がっている。
清水は今季は6勝止まりだったが、02年から5年連続の2けた勝利を挙げたロッテのエースナンバーだ。
金村も同じく02年から4年連続2けた勝利を挙げている。とにかく最低限“10勝投手”を-。これをテーマに今後も調査を続け、虎投の救世主を獲得したい考えだ。
今季、阪神先発陣で10勝を挙げたのは下柳だけ。しかも全員が規定投球回数に満たなかった。このため最強救援陣「JFK」を擁してもやはり、激戦のリーグ戦優勝争い、短期決戦となるポストシーズンを制することは厳しかった。
CS第1ステージでも、今季を象徴するかのように、2試合連続で下柳、上園の先発投手が序盤にKOされ、あえなく終戦。岡田監督は「先発よ、やっぱりな。いつまでも下柳に頼っててはアカン」と話し、今オフの最大の強化ポイントに挙げている。
たとえ大型野手を放出してでも、投手王国を復活させる。
清水かー。野手で欲しいのっているか?林くらい?