YFK崩壊…薮田がメジャー挑戦へ
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薮田は記者会見で「(国内外の球団)すべてに自分の評価を聞きたいと思っていた。最初から(宣言を)するつもりだった」と心境を吐露した。今後、ロッテを含めた国内球団と交渉する方針だが、視線の先に見据えるのはメジャー移籍。米国の窓口となる代理人には野茂英雄(ドジャースなど)、伊良部秀輝(ヤンキースなど)らのメジャー移籍を手がけた団野村氏に依頼したことを明かした。
昨年3月のWBCに日本代表として参加。「初めての国際舞台で違う環境でプレーして、メジャーへの興味を持った」とし、昨オフには球団の複数年提示を固辞して単年契約を結んでいた。
同じ救援投手のレッドソックス・岡島らの活躍にも刺激を受け、「メジャーでの評価を聞きたいと思った」。WBCの活躍もあり、すでにロイヤルズ、レッドソックスなど複数球団が獲得に興味を示している。
一方でロッテはFA宣言した小林雅と同様、3度の交渉で引き留めることができなかった。交渉に当たった本多球団部部長は「最大限の評価ができたかは分からない。(2人の流出が)困るかはノーコメント。主力がある程度の年齢になったら覚悟しないと」と歯切れが悪かった。
05年にロッテが日本一となった原動力となったリリーフ陣「YFK」。戦力外となり巨人に移籍する藤田と合わせ、全員が流出する危機。ロッテは来季の投手編成見直しが急務となった。
若手の台頭、新戦力の出現に期待します。