夢舞台へ飛躍誓う
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19日のプロ野球の大学生・社会人ドラフトで、県内チームから5選手が指名された。あこがれの舞台に立つチャンスを得た選手たちは、新天地での飛躍を誓った。
ともに杜若高出身の楽天1位指名の長谷部康平投手(22)=愛工大=と中日1位指名の山内壮馬投手(22)=名城大=は10月下旬ごろ、杜若の関康行監督らと一緒に食事した。関監督によると、野球の話題はあまりでなかったが、2人とも「プロで頑張りたい」とはっきり語っていたという。
ドラフトでは、長谷部選手が中日を含む5球団が競合して楽天に決まった結果、山内選手は中日に指名された。関監督は「山内は中日にこだわっていたが、長谷部はさほどこだわりがなかったので結果的に良かった。願わくば同じセ・リーグだったら投げ合いがたくさん見られたのだが」。
服部泰卓投手(25)=トヨタ自動車=はロッテから1巡目指名を受けた。「若くていい投手がいるが、負けないように頑張りたい」と、記者会見で抱負を語った。ロッテについては「一人ひとりを生かして、チーム全体で野球をするイメージ」と答えた。山中繁監督は「マウンドでは打者に強気で向かっていく。年々、球の切れと制球力が向上している」と話す。
ロッテに4巡目で指名された伊藤義弘投手(25)=JR東海=は「ファンの応援がものすごく熱い球団に指名されたことをうれしく思うし頑張っていきたい」と緊張気味に話した。
今回が年齢的に最後のチャンスと考えていた。多分、指名されないだろうと、瀬戸のグラウンドで練習をしていた。家接(いえ・つぐ)順也監督に呼ばれて指名を知り、監督とがっちり握手をしたという。
母親からは「今を生きるのか将来をとるのか、よく考えてから判断しなさい」と言われているという。「一生でこんなに大きな分かれ道はない。納得いくまで考えてから判断したい」
山内敬太外野手(22)=名城大=は中日指名の山内壮馬選手に続き、育成枠ながら広島に指名された。「育成枠という形でもプロに行けたことがうれしい。広島のユニホームは名城大と似ているので親しみやすい」と喜びを語った。
愛知の新聞。今年の愛知は豊作だな。