成瀬7000万円更改!来季狙うは最多勝
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破顔一笑。22歳左腕が今季のチーム最高評価を得て、すがすがしい顔を見せた。「(金額は)イメージ通り。年間通して試合をつくったことが、評価されたと思う」と納得の一発サインだ。
「1年目の松坂さんが7000万円だったので、僕もそれぐらいかなと思った」。横浜高の先輩・松坂(現レッドソックス)は西武入団1年目で16勝を挙げ、1300万円から7000万円へ大幅アップ。成瀬は今季4年目ながら、昨年の5勝5敗、防御率3・45から、今季は16勝1敗、防御率1・82と飛躍。最優秀防御率と最優秀投手(勝率)の“2冠”を獲得し、タイトル料含めて“松坂級”の評価を勝ち取った。
背番号は来季から「17」に変更。17勝で最多勝を獲得した西武・涌井にあと1勝届かなかったこともあり、「今季は16勝だったので、自分にプレッシャーをかけるために変えた。目標は最多勝」とし、さらに「野球人生の最終目標として(年間の)四球の数を1けたにしたい」と高いハードルを自身に課した。
大きな自信を得たのは台湾での北京五輪アジア予選だ。韓国戦に先発し「胃が痛くなったり、足が震えたり、いい経験をして精神的に鍛えられた。プレッシャーをはねのけられると思う」と話した。
楽天・田中は4500万増の6000万円で更改。年俸は越えたが「マー君はファンを呼んで(年俸が)上がったので、僕も頑張りたい」と言い切る。来季は“成瀬シート”を設置する予定。「僕が投げるときは(試合に)負けないというイメージで、足を運んでもらいたい」。ファン獲得にも力を注ぐつもりだ。
最多勝かー。打線の援護がどれくらいあるかなー。