「すべてを吸収したい」 渡辺俊と投げ込む下敷領
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3組に分かれた投手陣。下敷領は渡辺俊と同じ組になったら迷わず隣で投げると決めていた。しゃがみ込むようにして右足に体重を移動させるとともに、地面と直角になるように右腕を背中の方に大きく伸ばしてテークバック。渡辺俊ほど低い位置ではないが、高く伸ばした右腕を地面に向かって振り下ろすようにして新人サブマリンは49球を投げ込んだ。
投げながらも隣にいる先輩の投球をしっかりと目に焼き付けた下敷領。球離れの早さを自覚しており「どうしたら球を長く持っていられるのか、すべてを吸収したい」。身近に最高のお手本がいることを喜んだ。
一方の渡辺俊も「同じ感覚を持てるピッチャーなので楽しみ。どんな球筋なのか見てみたかった」と興味津々のブルペンだった。ピッチングに関してまだ2人で話したことはないが「まねすればいいというものではないが、変なところは見せられない」。後輩にアンダースローの極意を伝えていくつもりだ。
俊介にもいい刺激のようで。いい事だ。