ロッテ・小林宏がリベンジ初勝利!開幕戦けいれん降板を払拭
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悪夢の負傷降板のリベンジだ。本拠地開幕戦で、小林宏が6回5安打3失点と苦しみながらも今季初勝利を挙げた。
「真っすぐの切れがなかったし、コントロールもよくなかったが、悪いなりに試合を作ることができてよかった」
20日の日本ハムとの開幕戦(札幌ドーム)は、五回まで1安打無失点と好投しながら、六回途中、66球目で右ふくらはぎが痙攣(けいれん)して降板した。
悔しかった。もう2度とあんな思いは…。直後から筋肉強化のため、ブルペン以外では履いていなかったスパイクを練習時も常に履くなど対策を講じて臨んだ。この日の66球目は四回だったが「(足の)懸念は全くなかった」。
開幕のリベンジには成功したが、この日の勝利は、味方打線の援護もあった。「一からやり直し。きょうは野手陣に助けられた。次は(野手陣を)きっちり助けてあげたい」。エースは今季初勝利の余韻に浸ることなく、早くも次を見据えた。
◆二回に先制本塁打を放ったロッテ・大松
「試合前に監督から本拠地開幕だから先発で行くと言われた。少ない機会をものにしたい」
★橋本が3安打4打点
二回に右翼席へ1号2ランを放つなど橋本が3安打4打点と活躍。24日のソフトバンク戦(ヤフードーム)では1点リードした延長十回、自らの失策でピンチを招き、同点に追いつかれ、結果的にサヨナラ負け。「ほんまに引退せなあかんと思った」というくらい落ち込んだが、この日の活躍で「やってきたことを信じていれば結果が出る」と吹っ切れた様子だった。
★アジア最長のオーロラリボンが点灯
アジア最長約296メートルの長さを誇るオーロラリボン(帯状映像装置)が点灯し、試合を盛り上げた。「胸が高鳴る気持ちになった」とバレンタイン監督。オーロラリボンの後押しもあってか、チームの打線が爆発。本拠地開幕戦を飾った。
調子が悪くても、勝つのがエース。