マリン開幕飾る 橋本4打点、小林宏1勝目
|
■2年ぶり本塁打で存在感
橋本が2ランを含む3安打4打点と大当たり。先発出場が減る中で存在感を示した。
まずは、二回の第1打席で強打を見せつけた。二死二塁でカウント1―2から左投手の高めのスライダーを見逃さなかった。「打った瞬間に分かる完ぺきな当たりだった」と自画自賛する打球は、高々と上がりファンの待つ右翼スタンドに吸い込まれた。
本塁打は2006年5月14日の広島戦(千葉マリン)で黒田から打って以来。今季はここまで5試合に出場し10打数無安打だった。今季初安打が約2年ぶりの一発。久々の本塁打に「打ち方を忘れていたよ」と照れ笑いを浮かべた。
第3打席では中前打し、七回二死一、二塁の場面ではまたも左投手から走者一掃の左越え適時打。本塁打を打ったことで左投手に対して自信をもって打席に立つことができた。
前の試合は先発出場したが、正捕手の座をキャプテンの里崎に譲り控えにまわることが多くなった。25日のソフトバンク戦は田中雅が先発マスクをかぶるなど下からの突き上げもある。「守りでしっかりとチームに貢献したい」。14年目のベテランは気を引き締めた。
【評】千葉ロッテが逃げ切った。大松のソロ、橋本の2ランで3点を先制。連打で加点するなど14安打を放った。堀、橋本は猛打賞。小林宏は球威がなく6回3失点ながらも今季初勝利。リリーフ陣がつかまり不安を残した。
オリックスは村松が3安打。八回に3点を返したが3連敗。
今日のボビー ■小林宏ひと安心
バレンタイン監督 「小林宏は何より初勝利を挙げひと安心。足を守りながら慎重に投げたのだろう。いい真っすぐが行っていたのは五回くらい。橋本はオープン戦からいい振りができていた。ピッチャーによってバッターを決めるのは変わらないが、ホーム開幕戦だし、大松はこれまでの活躍で起用した」
ロリユキの怪我も軽傷で良かったな。