ロッテ、好球必打で終盤に逆転!2年ぶりの5連敗を阻止
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もろさと紙一重だった強さが終盤にようやく出た。2点を追う八回一死一、三塁。ここで大松が初球を右前に運ぶ。「ひるまずにいこうと思った。久しぶりにしびれた」と苦手の左腕からの一打に、声を弾ませた。
続く橋本も初球を左翼線に同点二塁打。さらに二死満塁から田中雅がストライクゾーンにきた球はすべて振り、勝ち越しの3点をもたらす右前打を放った。「気持ちだけは絶対に負けないと思ったので(打ち取られた当たりがラッキーな位置に)落ちてくれた」と興奮気味に振り返った。
この回安打を放った5人で、ストライクを見逃した打者はいなかった。積極的な打撃は、この日の前半や連敗中のように、淡泊な攻めに終わる危険性がある半面、勢いに乗ると手がつけられない。バレンタイン監督は「いいスイングをしていた打者たちが、しっかりと好機をものにした」。2年ぶりの5連敗を阻止した持ち味の集中打に、ご満悦だった。
◆橋本(八回に同点適時打)
「体がたまたま勝手に反応した」
◆小林宏(先発し、6回3失点)
「二死から四球、四球。最悪の投球」
日替わりヒーロー出て来い。