荻野痛恨の今季初失点…ロッテ
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ぼう然と打球を見送るしかなかった。1点リードの9回に登板した荻野。2死一塁、カウント2―1と追い込みながらG・G・佐藤に一発を浴びた。「低めを狙ったが浮いてしまった。有利なカウントなのに早く攻めすぎた」。今季7戦目での初失点がサヨナラ弾。チームも5割復帰に失敗した。
荻野にとっては鬼門だった。昨年も4月30日に開幕から6試合目で初失点、初の敗戦投手になったのが西武ドーム。17戦連続無失点を続けていた7月11日には、この日先発の小野を救援。しかし中島に決勝満塁弾を浴び、2敗目を喫したのもこの球場だった。
荻野は「この失敗を生かせるようにしたい」と切り替えた。7年間抑えを務めた小林雅(現インディアンス)に代わる新守護神として期待され、すでに3セーブ。首脳陣の信頼をつかみかけた矢先の救援失敗。バレンタイン監督は「(G・G・佐藤が)難しいボールをよく打った」とかばったが、1敗以上に重い敗戦になった。
痛いのは痛いが仕方ない。西武もそんなには続かん。