ボビー お寒いファンフェスタに怒
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優勝フィーバーは完全に終わった。31年ぶりの日本一に輝いた昨年は、優勝パレードと合わせ約28万人がファンフェスタに足を運んだ。だが、4位に終わった今季はわずか1万8000人。スタンドには空席が目立ち、秋風が身に染みるファン感謝デーとなった。
そんな惨状に?ボビーの怒りが爆発した。「大しておもしろくもない紅白の戦いをやって、ファンはただ座って見てればいいのか!!」。怒りの矛先が向けられたのはイベントの内容。選手たちが紅白に分かれて、本塁打競争やスピードガンコンテストを行ってファンを楽しませようとしたが、ボビーは「もっとファンと触れ合うべきだ」とブチ切れ。
ファンへのおわびの意味を込めてなのか、自身は一切イベントに参加せず朝10時から5時間かけて、昼食も取らずに延々と1人でサインペンを走らせた。その数はおよそ5000人にも達した。
「私だったらまったく違うものをやっていた」と怒りが収まらない指揮官は「イベントが面白かったかファンに取材してきてくれ」という指令まで出した。ボビーの指摘に球団関係者は「甘んじて受け入れたい」。
千葉マリンには辛かった1年間を象徴するかのように、冷たい風が吹き荒れていた。
甘んじて受け入れろ。