1巡目大嶺のロッテ入団が決定
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9月25日のドラフトから1カ月半。ついに甲子園を沸かせた最南端の球児が、プロ入りへの最終決断を下した。当初はソフトバンクと相思相愛といわれる中、ロッテが交渉権を引き当てたことで、浪人、社会人を選択肢として思い悩んだ。だが国体で高校生活最後の公式戦を終えると、気持ちがプロ入りへ傾斜。第2回交渉を行った9日には「野球を始めたころからプロ野球選手になるのが夢だった。その夢を実現できるように前向きに考えたい」とロッテ入りの気持ちを固めていた。
第2回交渉で、ロッテ側は高校生としては球団史上初の契約金1億円などの条件を提示。それを受けて家族、学校関係者と最終会談を行い、この日の決断に至った。大嶺は電話口で、瀬戸山球団社長と同席していた清水とも会話を交わした。現役エースから激励の言葉を受けたことで、感激の面持ちだったという。
ロッテにとっては待ちに待った吉報だ。バレンタイン監督はビデオで一目見た時から大嶺にほれ込んだといい、これまで最大限の評価をしてきた。「ロッテ大嶺」の誕生は、V奪回を目指すチームにとって大きな力になりそうだ。
偶然、清水エース様がいたか…。清水より大きくなれ。