ボビー「大嶺がイチバンデ~ス」
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“恋人”大嶺とガッチリと握手を交わしたバレンタイン監督がかけた言葉は、「アナタがイチバンデ~ス!」。すでに背番号は1に決まっており、それと実力No.1をかけての「イチバン」。大嶺にも、意中の球団ではないロッテから指名を受けた時のうつろな表情はない。最高の笑みがこぼれた。
「テレビで見たよりもはるかに大きな選手。そしてその目はやる気をみなぎらせているようだ」と大嶺の第一印象を語ったバレンタイン監督。「必ずいい投手に育っていくと感じた。彼の能力は開花するよ」と、その能力に太鼓判を押した。
期待の大きさは、大嶺に用意した“手土産”に表れていた。今回の訪問に際し、バレンタイン監督は立花コンディショニングコーチを帯同させたのだ。立花コーチは会談後の約2時間、大嶺にトレーニング方法などをアドバイス。さらにトレーニング法を収録した特製のDVDも渡した。「それだけ期待が大きいのでしょう。股(こ)関節の動きを見たが、スゴイやつが来たなと感じた」と立花コーチ。また球団はこの日、漁野祐太氏が2軍コンディショニング担当に就任したことを発表。立花コーチは漁野氏を寮に住まわせ、大嶺の相談役にするプランも披露した。手厚い待遇に大嶺も「うれしいです」と感激の表情だった。
「自分の力がどれだけ通用するか楽しみ。日本を代表するような投手になりたい」と大嶺。離島の星は目を輝かせた。
「日本を代表するような投手になりたい」> なれなれ。