ロッテ・小林宏“開幕”名乗り
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右腕を突き動かしたのは“悔しさ”だった。昨年はWBC日本代表に選ばれたが、風邪による体調不良で登板はわずか1試合。「何もできなかった自分がいた」と振り返り、シーズンも4月終盤に復帰と出遅れ、10勝(7敗)を挙げたものの、チームはアジア一からBクラス(4位)に転落した。
この日は室内練習場で約60球のキャッチボール、ウエートトレのメニューを消化した。キャンプではカーブの精度を上げ、より遅いチェンジアップをマスターし、投球の幅を広げていく。秋に行われる北京五輪予選にも「選ばれたら光栄」と意欲を見せた。そのためにも、まず開幕マウンドに立ち、エースにふさわしい活躍を目指す。
今年は出遅れるなよ。期待してます。