原点回帰…黒木「今年は野球楽しむ」
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昨季は開幕1軍スタートも、持病の右肩痛再発もあって、わずか5試合の登板に終わった。過去5年間でも1軍登板は15試合。「野球がこんなに苦しいものなのか、という気持ちだった」と振り返る。
たどり着いたのが“野球を楽しむ”という原点。「立ち向かいすぎて1年間苦しんでばかりいると、いい結果は出ない」。プロ13年目で初めて千葉マリンで始動し、「海を見ながら走るのもいいよ」と笑顔を見せた。
かつてパ・リーグを代表する投手としてしのぎを削り、00年のシドニー五輪ではともに日本代表として戦った松坂が、レッドソックスに移籍した。「ずいぶん差がついちゃったね。でも(日本も米国も)野球は野球。同じです」と対抗心ものぞかせた。
「もう後ろがない」という状況は分かっているが、気負いはない。「野球を楽しめれば成績はついてくる」。自然体でシーズンに臨むつもりだ。
ジョニーはどこにいてもジョニー。価値は変わりません。