銚子電鉄存続へ好セーブ!? 小林雅が“緊急登板”
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今度のリリーフは厳しいぞ-。ロッテの守護神・小林雅が14日、経営不振の千葉・銚子電鉄のサポーターズ発足式に出席。ローカル路線の存続アシストを表明した。
「テレビで見ていて何か力になりたいと思った。球団にも話していい方向に持っていきたい」。犬吠駅での発足式。約300人のファンに小林雅がブチあげた。
銚子電鉄は大正12年に営業開始。高度成長期には年間157万人の乗降客を誇ったが、昨年は66万人に低迷。トップの不正借り入れなどの不祥事が重なった。国や県からの助成金も入らず、廃線必至の状態。
この事態にロッテの守護神が救援を申し出だ。「今季ボクが登板した試合数だけ新しい枕木を用意する考えもある」とブチあげた。国土交通省からは枕木1500本の「要交換」の指摘を受けており、1本約2万円で合計3000万円が必要。守護神は枕木代の捻出(ねんしゅつ)を“第1球”として投げ込んだ。
前途多難だ。副業でぬれ煎餅を販売して大売れモードだが、1日300枚限定では経営を支える土台にはならない。この日だけで約400人のサポーター会員が入会しただけに、救援を公約した守護神の責任は重大だ。
史上最速で200Sをあげた小林雅は今季、順調にいけばFA権を取得する。さらなる奮投でローカル線を救援できれば、争奪戦の激しさも増しそうだ。
そうか、今年FAか…。獲りたい球団なんてあるのかね?