ロッテ豪キャンプに巨大ボビーこけし
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バレンタイン監督がキャンプ地の新名物になる。2年連続でジーロング市で春季キャンプを開催し、約300万豪ドル(約2億7000万円)の経済効果をもたらした。その功績、交流の目的で市がバレンタイン監督の巨大「こけし」作製を計画。この日の市主催の歓迎パーティーで、ハーウッド市長は「ジーロングと千葉を結ぶ、重要な役割を果たした名誉をたたえてぜひ立てたいです」と明かした。
「こけし」とは「BOLLARD(ボラード)」と呼ばれる地元民芸品で、ジーロング市では、ハワード首相ら偉人たちをたたえるシンボルだ。木製で全長2メートルほど。1体ずつ手づくりで、制作費は約100万円ほどかかる。同市関係者は「(バレンタイン監督ボラードは)キャンプを行っている球場(ジーロング・ベースボールセンター)に建てることになるだろう」と具体的な設置場所を示した。
この日、早くもバレンタイン監督に全長60センチ(約60万円)のミニチュア版がプレゼントされた。昨年にはマクマリン前市長が「ロッテがV2を果たしたら、監督や選手たちのものをつくりたい」とプランを明かしていたが、成績不振で「中止」。それでもバレンタイン監督の同市への貢献度が大きいという理由から、単独で再度検討され準備を進めている。
地元メディアの記者会見でバレンタイン監督は「また戻ってこられればいいですね」と、来年の春季キャンプも同地が候補地の1つと示唆した。今季V奪回を果たし、再びキャンプで同地を訪れた際には、「ボビーこけし」がチームを出迎えることになる。
こけしより、選手ネタを…。