キャンプインへ 12球団監督談話
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先発は(外野)一つしか空いてなくても、代打や守備要員など枠は空いている。投手も若手が多く、それだけチャンスがある。第1、2クールは(1軍球場の)北谷に若手を置いてふるいにかける。競争してくれればいい。
阪神・岡田監督
優勝という目標は一緒だが、チーム作りは毎年違う。(井川が抜けて)若手にチャンスがあるし、勝負を懸けている選手も多い。競争が激しく、就任して4年目で一番楽しみなキャンプ。世代交代の準備もしていかないと。
ヤクルト・古田監督
課題は誰が三塁を守るか。岩村が抜けたポジションでたくさんの選手がしのぎを削る。懸案でもあるが楽しみだ。得点力は落ちるので投手力が落ちたら上に行けない。サードと投手陣できつい競争が行われるだろう。
巨人・原監督
ことしは思い切ってチームを変え「奪回」をテーマにまい進する。選手が若くなり人数も増えたので、ゲームを通じて競わせる。11日には紅白戦ができるようにしたい。選手の仕事は、グラウンドで暴れることだ。
広島・ブラウン監督
去年は長い目で評価したいという気持ちがあったが、ことしはそこまで我慢することはない。同じミスを繰り返す選手は脱落する。競争は昨年より激しくなる。オープン戦が少ないので、紅白戦から評価に入る。
横浜・大矢監督
不安はないし、むしろ期待の方が大きい。ベイスターズのチームカラーを変えていこうと思っている。それが、一番やりたいこと。見ている人たちに面白い野球をしている、と感じてもらえるようなチームにしたい。
日本ハム・ヒルマン監督
昨年の優勝で追われる立場になった。心身ともに相当の準備が必要。選手への要求も今まで以上に高くなる。何人か選手が抜けたが、ベテランの奮起と若手の気持ちが伝わってくることを期待している。
西武・伊東監督
早い段階でふるいにかけながら、どんどん選手を入れ替えていく。生きのいい選手を優先に。(課題の先発陣は)西口、涌井を中心に新外国人、若手に出てきてほしい。夜間はやらなくていいぐらいの練習をこなす。
ソフトバンク・王監督
第1、2クールがうまくいけば、後はいいペースでいけるだろう。小久保、多村の加入で長打力が増し、戦力は昨年よりだいぶよくなった。普通に戦えれば期待に応えられると思う。その気になってやります。
ロッテ・バレンタイン監督
今年は全員そろってキャンプを迎えられた。打撃、ピッチング、走塁、守りなどすべてをトレーニングしていきたい。どの選手も重要な選手。いい練習で、いい体をつくってシーズンへの準備をしてほしい。
オリックス・コリンズ監督
無駄のない練習をどれだけ効率よくできるかが大事。課題を持ってやる。若手に関しては、失敗することを恐れない選手に育てたい。キャンプは長いので選手とコミュニケーションを取り、しっかり準備したい。
楽天・野村監督
長いプロ野球の歴史でキャンプのアイデアは出尽くした。あとは質と量の問題。自主トレのペースが早いのは気掛かりだが、シーズンでいい状態を保てるようにしたい。(高校生ドラフト1巡目の)田中はじっくり育てる。
いよいよ開幕まで2ヶ月弱。楽しみだ。