完全武装で“メカズレータ”になる
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1つは、ヘルメットの耳あて部分に装着する「フェースガード」だ。「去年からインハイ攻めが増えた。自分の野球生命を守るためにインターネットで3カ月探した。キャンプで慣れていきたい」と話した。
過去に元ダイエー・秋山幸二や西武・中島らが、死球による顔面骨折後に着用した例はあるが、予防のための使用は珍しい。昨年の死球はチーム断トツの13個。死球をめぐり、日本ハム・金村への暴行で出場停止処分も受けただけに、ナーバスになっている。
もう1つは、赤いコンタクトレンズだ。サングラスと併用することで「日が照っていないときでも明るく見えて、ボールへの照準が合わせやすくなる」という。オフの間も装着しながら目を慣らし、満を持して今キャンプに臨む。
この日は室内で80スイングの初フリー打撃。「いい感触で打てた。思っていた通り」と状態も万全。日本の侍魂に心酔する助っ人が、完全武装の“メカズレータ”に変身した。今季は千葉を舞台に早くも大暴れの予感だ。
大暴れしてください。乱闘はダメよ。