ロッテ打線はメジャー級!MLB元首位打者バックナー氏が絶賛
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カブス時代の80年にはナ・リーグ首位打者に輝いた安打製造機、バックナー氏が、ロッテ打線を絶賛した。
「多くの選手がメジャーでプレーできるレベルにある」。バレンタイン監督とは、南カリフォルニア大、ドジャース時代からの親友。その縁で、キャンプ初日から視察していた。
この日を最後にチームを離れるが、「いまのマリーンズがメジャーで戦っても、十分に上を狙える打線だと思う」。特に福浦、西岡、今江の3選手の名を挙げて「フクウラはスイングが素晴らしいし、ニシオカはスピーディーでチーム1のアスリート。イマエにはパワーもある」と評価した。
昨季は4位に沈んだロッテは、チーム得点圏打率も12球団ワーストの.246まで落ち込んだ。しかし、ソフトバンクから移籍した新大砲ズレータの加入もあり、確実に層は厚くなっている。
バックナー氏はバレンタイン監督から、これまでロッテの打撃コーチ就任を何度も要請されているが「息子(ボビーさん)が大学にいる間は難しいが、今後、もう一度考えてみるよ」。近い将来のコーチ就任にも前向きな姿勢を見せた。
■ビル・バックナー(Bill Buckner)
1949年12月14日、米カリフォルニア州生まれ、57歳。68年ドラフト2位でドジャース入団。77年カブスに移籍し、80年には打率.324で首位打者を獲得。84年途中レッドソックスに移り、86年のメッツとのワールドシリーズで世界一を逃す“世紀のトンネル”は有名。その後、エンゼルス、ロイヤルズを経て、90年レッドソックスで現役引退。メジャー通算22年で2517試合、打率.289、174本塁打、1208打点。左投げ左打ち。
★長男ボビーさんの入団ある?
1日からロッテの練習に加わり、汗を流したバックナー氏の長男・ボビーさん(18)もこの日で練習を打ち上げ。高校では遊撃手で3番を打つスイッチヒッター。昨年はメジャー10球団以上のスカウトが視察に訪れるなど期待の星は、9月からテキサス大へ進学する。「ニシオカは素晴らしいスピードがあり、ワタナベ(正人)には練習に臨む精神を教えてもらった」。将来日本でやるならとの問いに「マリーンズ? もちろんさ」と笑った。
★ワイン大使・渡辺俊、コルツに勝った
5日付の地元紙「アドバタイザー」は、前日4日に渡辺俊がジーロング市の「ワイン親善大使」に就任したことを大きく伝えた。渡辺のカラー写真入りの記事は、米国で行われたビッグイベント、スーパーボウルよりもスペースを割き、ロッテキャンプにより同市の日本へのPR効果は絶大とした。
さすがにメジャー級ではない気が…。