「田中vs大嶺」初対決が異例の順延
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ボビーのサービス精神で、黄金ルーキー対決の仕切り直しが決まった。
試合開始の午後1時過ぎ、雨模様を審判団と主催者側が協議し、中止が決定。ファンから落胆の声が漏れた、その直後だ。ボビーの要望を楽天・野村監督が受け入れ、翌26日に無料開放での練習試合開催が発表された。
「今日は残念だったが、試合を見せるのが最大のファンサービスだ」とボビー。田中、大嶺のスライド先発登板も併せて発表され、幻となりかけた初対決が復活した。
ノムさんは「明日の楽しみにしてもらいましょう。天気予報はいいみたいですし」と、26日午前のチームの長崎移動を試合後に急きょ変更。田中も「高校時代に何回かやってるんで、スライドも大丈夫ですよ」と自信たっぷりだった。
卒業式のため26日に沖縄・石垣島へ戻る予定だった大嶺は「投げさせてもらえるなら(鹿児島に)残って投げたいと思った」と帰郷を延期。応援に来ていた祖父・武弘さんらは所用で帰郷せざるを得ないが、八重山商工・伊志嶺監督は「見ていきます」と話した。
「(大嶺は)まだ南海の熱帯魚。でも、北海の白くま(田中)に投げ勝てば、本マグロになれるかもしれないね」と伊志嶺監督。独特の表現に期待の大きさがにじむ、大注目の“ハンカチ世代”対決。異例の形で26日に実現だ。
マジ異例だよね。