ロッテ・大嶺は収穫の51球
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だが、プロの厳しさを肌で感じた大嶺は「これがプロ野球。そんなに甘くないことが分かったし、打たれたりして学ぶことが多かった。勉強です。これから課題を一つずつクリアしていきたい」と、収穫ありの51球に笑みを浮かべた。
これまで紅白戦でも登板がなかった大嶺にとっては、ぶっつけ本番のマウンド。課題を残した半面、MAX145キロをマークした自慢の直球は健在だった。ネット裏で熱視線を送った中日、広島のスコアラーは「田中より大嶺の方がストレートの体感速度は上」と分析。女房役を務めた里崎も「真っすぐが要所要所でよかった。あと1カ月きっちりやれば、開幕からでもいけるんじゃないですか」と絶賛だ。
野球に没頭する大嶺はこれまで登板した試合の投球内容をすべてさかのぼることができるほどの記憶力の持ち主。この日の投球をインプットし、1軍登板に向けてスキルアップ。無限の可能性を秘めた「背番号1」は、さらなるバージョンアップで“ハンカチ世代”を盛り上げる。
ストレートがいいってのは魅力的だよねー。