因縁の対決はロッテが先勝!ボビーは“うらみ”晴らしてご満悦
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「打線もいいスイングをしていた。いいゲームだったよ」
まるで公式戦での勝利のように指揮官はご満悦だった。
一昨年のプレーオフ第2ステージで繰り広げた激戦。因縁はそこから始まった。昨年の開幕直前からプレーオフで敗れたソフトバンクが「倍返しキャンペーン」を実施。もっともCMには、ボビーをはじめロッテ選手が出演したぐらいだから、その時期まではまだシャレの域を出ていなった。
ところがシーズンに入ってロッテが下位に低迷すると、バレンタイン監督は「開幕前にチームが1つにまとまらなかった」と王監督がWBCでロッテから12球団最多の8選手を選んだことが原因だと指摘。
極めつけはストーブリーグでの争奪戦。王監督が残留を望んでいたズレータをロッテが“略奪”。たった1年間で両者の溝はとてつもなく深まってしまった。
しかもこの日、20年来の友人という日本代表・星野監督が訪れると、バレンタイン監督は「できることがあれば何でも言ってきて。それにうちの選手を選んでよ」と昨年とは正反対の発言。王監督には強烈な“皮肉”に聞こえたはずだ。
WBCメンバーが合わせて14人もいるなど、12球団屈指の層の厚さを誇る両軍が繰り広げる因縁対決。今年も王Vsバレンタインという日米の名将対決が、パを熱くすることは間違いない。
★西岡狙ってV打…闘将視察に燃えた
北京五輪代表入りに意欲満々の西岡が、星野監督へアピール打。1-1の二回二死満塁で左中間へ2点二塁打を放ち「チャンスだし狙っていた。星野さんが来たので1本打ちたかった」と喜んだ。練習試合を含めたこれまでの実戦4試合では8打数1安打と快音が聞かれなかったが、「今は内容重視。ここまでは悪くない」とすっかり気持ちを切り替えていた。
★呉が先発デモ投
新外国人の呉偲佑が先発し、2回を1失点。「観客が多くて緊張したけど、もっと腕が振れるようになれば細かい制球ができる」と自信を口にした。昨季は台湾で17勝を挙げ最多勝を獲得。豪州キャンプ序盤は2段モーションの修正に明け暮れたが、すでに不安は解消された。今後はこの日3番手で登板し、2回無失点に抑えた成瀬と先発6人目の椅子を争うことになる。
★ボビーが訪台
ロッテのボビー・バレンタイン監督(56)が1日、提携球団である台湾ラニューが参加するチャリティー試合(2、4日)開催の会見に出席するため訪台。試合は観戦しないが、ロッテの試合の観戦チケットなどを寄付する。
サンスポ煽るねー。