清水順調 3回零封 サブロー勝負強さ発揮
|
日本ハム 000000001|1
ロッテ 000002001|3
▽勝 加藤1試合1勝
▽S 神田1試合1S
▽敗 須永1試合1敗
▽本塁打 サブロー1号②(須永)
【評】千葉ロッテはオープン戦初登板の清水が3回3安打無失点。課題にしていたカーブを田中幸に二塁打されたが5三振を奪った。サブローが右中間2点本塁打と勝負強さを見せた。新加入のズレータも2安打と振れてきた。
日本ハムは先発スウィーニーが4回を1安打無失点とローテ入りに前進。打線は4年目糸井が俊足好打でアピール。
◆サブローがチーム1号
千葉ロッテのサブローが右中間席へオープン戦チーム1号となる決勝アーチ。七回表一死一塁、カウント0―2から左腕須永の直球をとらえると最前列に飛び込んだ。「あのケースは真っすぐしか狙っていなかった。右中間方向への意識はいつもあるが(本塁打は)風ですよ」と笑み。
◆大塚2戦連続で適時打
千葉ロッテの大塚が2試合連続適時打で存在感をアピール。九回二死一塁で右中間へ打ち返した。「結果を出すしかない。状態は良くないが経験で打った」。しかし代打の五回の最初の打席で三ゴロした場面を振り返り、「打たなくちゃいけない球を打てなかった方が問題」と気持ちを引き締めた。
◆開幕投手へ手応え
エース清水がオープン戦初登板。スプリット系のボールがさえ、3回を5奪三振、無失点と順調な調整ぶりを見せた。「意識して高めに投げた球もあるが、低めにしっかり(投げる)がテーマだった」と好投に満足感をのぞかせた。ベテラン田中幸には痛打されたが、オフから磨いてきたカーブで4番セギノールから空振りを奪うなど、その効果を実感。「打たれたが、それなりにいい結果も出た」と感触をつかんだ様子だった。捕手の里崎は「全体的に五、六十パーセントの出来。まだ軽く投げている感じ。力を入れてくるともう少し勢いが出てくる」。バレンタイン監督は「球種もコンビネーションも徐々に良くなっている」と信頼を寄せる。
降板後、ブルペンで実戦を意識しながらさらに20球を投げ込んだ清水の頭にあるのは、もちろん2年ぶりの開幕投手。「(登板日は)24、25日か分からないが、自分の開幕にはしっかり投げたい」。3度目の大役へ、エースはやるべきことは分かっている。
ズレータは見た感じ振れてきてないけどね。