青野 プロ初5番の24歳がけん引
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一回無死一、二塁でベニー、ズレータが凡退。その嫌な流れを、左翼ポール際への先制3号3ランで払しょくした。1点差に迫られた七回にも、左翼席へ4号ソロだ。
1試合2発は自身初。チーム打率・226と不振の打線で、8試合連続安打と気を吐いている。規定打席には達していないが、打率は・400。4本塁打、9打点はチーム2冠。「ここまでは自分でもビックリ。たまたまです」と謙そんするが、その打撃がチームを支えている。
樟南高から入団したプロ7年目の24歳。05年まで1軍出場は1試合のみで「本当に情けない思いだった」と振り返る。だが、その悔しさをバネに、昨季は史上初のプロ1号、2号が満塁弾の離れ業を演じた。
今季は二塁、三塁、左翼で出場しているが、まだレギュラー確保には至っていない。だがこの2発が、強烈なアピールになっただろう。
もう、4番青野でいいよ。