ロッテ:渡辺俊が完封勝利 日本ハム、連勝4で止まる
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ロッテが快勝。三回1死三塁から、青野のスクイズで先制。四回にワトソンのソロ、五、七回には今江の2打席連続ソロ本塁打で小刻みに加点した。渡辺俊は相手打線を散発7安打に抑え、1年8カ月ぶりの完封勝利。日本ハムの連勝は4でストップ。
▽ロッテ・バレンタイン監督 渡辺俊は今年、ずっといい内容だった。ここで完封できたのはいい兆し。二つの併殺にも助けられた。
▽日本ハム・ヒルマン監督 相手投手が良かったが、うちの打線のアプローチも悪くなかった。しかし、安打が散発に終わった。
○…ロッテ・ワトソンが小技、大技で存在感を示した。まずは二回、内野安打で出塁すると、里崎の打席で、95キロの巨体を揺らせて来日2年目にして初めて盗塁(二盗)を成功させた。これは得点につながらなかったが、四回には「効果的な追加点になった」と自画自賛するソロ本塁打を右中間席へ放り込み、「いいパフォーマンスが出来ていると思うよ」。活躍をたたえるコールを聞くと軽やかにベンチを飛び出し、ファンに向かって大きく手を振った。
○…苦しみながら、ロッテ・渡辺俊がスコアボードにゼロを九つ並べた。里崎の構えたミットへとなかなか制球できず、「いいんだか、悪いんだか」。毎回のように走者を背負ったが、バックの好守にも支えられて05年9月以来の完封勝利を果たした。日本ハムには昨季、1勝5敗と苦しんだだけに、「大分負けたから、去年の分を取り返さないとね」。苦手から一転、カモにする意気込みだ。
○…日本ハムは、先発スウィーニーが背信投球。本来は低めへの制球が最大の持ち味だが、この日はチェンジアップが高めに浮いたところを四回はワトソン、五回は今江に本塁打された。「ブルペンでは良かったが、マウンドではボールが高めに浮いてしまい、自分の仕事ができなかった」と肩をすくめる右腕。ヒルマン監督は「スウィーニーはそこそこの出来だったが、チェンジアップが高かったな」と淡々とした口ぶりだった。
ワトソンの盗塁とか萌えるな。