日本ハム:快勝、建山が2勝目 ロッテは久保の崩れが誤算
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日本ハムが先発全員安打で快勝。二回に陽仲寿の2点三塁打で先行し、三回に小谷野の2ラン、九回は打者一巡の猛攻でだめを押した。建山が変化球を低めに集めて2勝目。ロッテは久保が2死から崩れたのが誤算。攻撃では一回の無死満塁をのがしたのが響いた。
▽日本ハム・ヒルマン監督 一回、無死満塁の場面では失点を覚悟したが、建山がゼロでしのいだことでチームにはずみがついた。
▽日本ハム・建山 (1カ月ぶりの2勝目)一回をゼロに抑えたのが大きい。その後は、味方が点を取ってくれたこともあり、スイスイ行けた。
▽日本ハム・陽 (先制の2点適時三塁打)初球から打ちに行こうと思っていた。1軍の雰囲気にも慣れてきたし、打撃、守備ともに力をつけていきたい。
▽ロッテ・バレンタイン監督 あと24もアウトが残っていたのでばん回のチャンスは十分あったのに、意気消沈してしまった。(一回の無死満塁をのがし)
▽ロッテ・藤田 節目だったのでいい投球をしたかったが……。500試合が目標ではなかったので、地道に1試合でも多くチームに貢献したい。(500試合登板も、1死もとれずに降板)
○…「今日の勝利は(打撃コーチの)淡口さんのおかげ」とヒルマン監督。試合前、相手投手に4番セギノールと勝負させるために、5番にだれを据えるか迷っていたところ、ここまで打率2割台前半の小谷野起用を進言されたという。
小谷野は三回2死一塁で一昨年8月以来となる本塁打。「一生懸命に練習していたし、前夜にはホテルで1時間も素振りをしていた。彼の努力を認めたかった」と淡口コーチ。期待に応えた小谷野は「後ろにつなぐことだけ考えた。素振り? ちょうど(コーチに)見られただけですよ」と謙そんしていた。
◇通算500試合登板=プロ79人目 ロッテの藤田宗一投手(34)が3日の日本ハム戦(千葉マリン)で達成。救援登板のみでの達成は史上初。初登板は98年4月4日の近鉄戦(大阪ドーム)。
藤田、とりあえずおめでとう。偉業だよね。