ロッテ:接戦制す 渡辺俊4勝目 西武は好機に適時打出ず
|
ロッテが接戦を制した。一回、西岡のプロ初となる1号先頭打者本塁打で先制。1点を追う六回に塀内と堀の連続適時二塁打で勝ち越すと、このリードを4人の継投で守りきった。好投の渡辺俊が4勝目。西武は得点が本塁打のみで好機に適時打が出なかった。
▽ロッテ・バレンタイン監督 西岡に代わった塀内の安打がチームを勝利に導いた。(3連勝の)渡辺俊は仕事をしっかりしてチームの勝利に貢献してくれている。
▽西武・伊東監督 また一歩及ばなかった。グラマンは2死からの失点でもったいなかった。
○…一回に自身初の先頭打者本塁打を放ったロッテの西岡は「とにかく塁に出ることだけを考えていた。その結果、今季1号本塁打を打てて良かった」とにっこり。西武先発・グラマンの低めのスライダーをうまくとらえると、打球はきれいな放物線を描いて左翼席へ飛び込んだ。グラマンの出はなをくじく一発。前日の試合を欠場した西岡は「きのうはチームに迷惑をかけたので、打ててうれしい」と喜んでいた。
○…決勝打を放ったロッテの堀は「ほっとしています」と約2週間ぶりの先発出場で結果を出せて笑顔。六回2死二塁から、西武先発・グラマンのチェンジアップをうまく左翼線へ運んだ。この日は22年目の日本ハム・田中幸が2000安打を達成。20年目の堀は「本当にうれしい。励みになる」と同じベテランの活躍を喜んだ。自身は2000本まであと253安打。「2000本? 遠いですね。ぴんときません」と笑ったが、「チームの勝利に貢献していきたい」と意欲満々だった。
○…一回に先頭打者・西岡の本塁打で1点を失った西武先発のグラマンだったが、二回以降は粘りの投球。味方が逆転してくれた直後の六回もスイスイと2死までこぎつけた。ところが味方の失策から崩れ、2連続適時二塁打で勝ち越しを許した。グラマンは「相手にうまく打たれてしまった」とうなだれた。7日に再調整のため登録抹消となり、満を持して臨んだ11日ぶりの1軍マウンドで結果を残せなかった。伊東監督も「2死からの失点はもったいなかった」とがっくりだった。
★ロッテ・西岡が途中交代
ロッテの西岡剛内野手(22)は17日の西武戦(千葉)三回の守りで、打球を追った際に左翼手と衝突し、左胸を強打。大事を取って四回に交代した。
俊介ナイスピッチ。西岡大丈夫か?