ロッテ新人角中、最終目標は打率3割
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5月22日ヤクルト戦(戸田)で8試合連続の1番に座った。1回表、高市の4球目ストレートを先頭打者本塁打。これが今季3号(自身2本目の先頭打者本塁打)。3回2死後に高市のスライダーを右前打。5回1死後にも高市の初球ストレートを左前打して今季3度目の猛打賞。8回1死後に今季2度目の4安打を狙ったが高市の6球目シュートを打って二ゴロ。4打数3安打、得点2、本塁打1、打点1を記録し5月22日現在で28試合、打率3割9分5厘、本塁打3、打点9、四死球6、三振11、盗塁2、出塁率4割3分4厘。今季初めて打率トップに立った。四国アイランドリーグの旗頭になった。
佐野2軍打撃コーチは「キャンプ、教育リーグでは不調だった。腰の回転が安定してから打撃面でアピールしてくれた。故郷の石川県・能登沖地震では被害も少なかったらしい。努力家なので期待感があるよ」と目を細める。
5月23日ヤクルト戦でも1番で出場。1、6回に川島から2安打。8回には田中充から右中間二塁打し6打数3安打、1打点、1三振の2試合連続3安打。打率を4割2厘(82打数33安打)とし初めて4割の大台に乗せた。しかし5月24日ヤクルト戦では同じ四国リーグで対戦したことのある伊藤に5打数ノーヒットに抑えられて打率3割7分9厘で打率4割を切った。角中は「やられました。お手上げです。次は打ちます」と伊藤に脱帽した。
角中は評価が良い。(1)リストが強い(2)思い切りが良い(3)体力がある(4)性格がプロ向き。“男は黙って勝負する”タイプと評価は急上昇。四国リーグここにあり、と健在感をアピールしている。課題は守備面だ。外野は左翼、中堅、右翼と全部守ったが「外野ならどこでも良い」と自信はある。
5月28日現在、31試合に出場、打率3割6分5厘、本塁打3、打点12、盗塁2、三振14、四球6で現在首位打者。最終目標は打率3割だ。
角中ね。期待してます。