交流戦男だ!セ界斬り!ロッテ・久保がトップ通算10勝
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交流戦男が巨人の連勝を5で止めた。7回0/3、4失点で今季5勝目。うち2つがセ・リーグ相手。これでソフトバンク・斉藤和に並ぶ交流戦トップの通算10勝目を挙げた。
「たまたま運がいいだけ。味方が打ってくれるからですよ」
失点は一回の小笠原と、八回に高橋由に許した2本の2ランによる4点。それ以外のイニングも決して楽ではなかったが、力強い投球で点を与えなかった。
無死三塁で迎えた五回。3点差あったが、バレンタイン監督は内野陣に前進守備を指示した。
「相手は巨人。今までとは全然違い、変な小細工など考えず、開き直って思い切り投げた」
強打戦の巨人相手に1点もやりたくない指揮官の気持ちは、久保にもしっかりと通じた。鈴木尚、高橋由を二ゴロ、谷を三ゴロと、外野にまで打球を飛ばさせない。
「久保は非常に良かった。チームも本当にいい試合ができている」とバレンタイン監督も感心するセ巧者ぶり。
5日の先発予想はこちらも交流戦10勝目に王手をかけるもう一人の交流戦男、小林宏。セ・リーグ&巨人キラーで首位対決で連勝を目論む。もちろん秋の大舞台での先発もお任せ!?
■データBOX
〔1〕ロッテは巨人戦で05年6回戦から8連勝。交流戦の同一カード8連勝以上は、阪神の対オリックス9連勝、横浜の対楽天8連勝、ロッテの対中日8連勝に次いで4カード目。
〔2〕久保は交流戦通算10勝目を挙げ、ソフトバンク・斉藤和と並ぶ最多の勝ち星。ロッテ勢では小林宏も通算9勝を挙げている。
〔3〕西岡が3日のヤクルト戦に次いで2試合連続の初回先頭打者本塁打。チームでは71年8月7、8日(ともに西鉄戦)の山崎裕之以来2人目。プロ野球記録は3試合連続で、阪神・松永浩美が93年に記録、パ・リーグで3試合連続はいない。
★サブロー4安打
4番サブローが一回の2ランを含む4安打3打点。「めっちゃ気持ち良かった」と笑顔で振り返った。自らが4番に座り、交流戦も好調。日本一に輝いた2年前と似た状況だが、「連敗しないから今年の方が強い気がする」。ロッテの4番は、まだまだ大暴れするつもりだ。
★復帰
ロッテは肺炎のため休養していた古賀英彦二軍監督(67)が、9日のイースタン・リーグ、日本ハム戦から現場復帰すると発表した。
ソニックも試合作ったな。まあよし。