小林宏 交流戦通算トップタイ11勝目
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梅雨入りした千葉の雨空の下でも、小林宏の安定感は健在だった。「野外の球場が本拠地ですから。それを言い訳にはしたくない」。6回1失点でチームトップの8勝目。交流戦通算11勝は、同僚・久保と並んでトップとなった。
「(千葉マリンは)風もあるし、自然をつかまないと厳しいですから」。走者を背負いながらの投球も2併殺を奪うなど、粘りの投球で危機を切り抜けた。「雨の試合は相手も集中力を欠く。得意ですよ」。言葉通り、冷静沈着なマウンドさばきを展開した。
だが、決して満足感はない。三回二死から失点した場面に「(投球に)納得できないですね」と悔しさをにじませた。「自分に厳しくいかないと成長しない。満足したら終わりですから」。その言葉が、さらなる飛躍を予感させた。
来週は12勝目に期待してます。