ロッテ悪夢にバイバイ…スコアレス12回ドロー
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嫌な流れを断ち切った。前日16日、5点リードの9回に9失点し逆転負けのロッテ。先発・成瀬が虎打線を10回、散発3安打で無失点に抑えた。援護がなく延長12回引き分けに終わったが「昨日(16日)のことを止めたかった。負けなくて良かった」と最高の投球に笑顔を見せた。
圧巻は9回だった。2死二塁で4番・金本を迎えた。すべて直球で2―1とすると最後も外角低め、135キロの直球で空振り三振。「抑える自信はあった」と左腕。バレンタイン監督は「内容が素晴らしかった。余力もあったし勝たしてあげたかった」と褒めたたえた。
成瀬だけではない。11回には前日、金本に決勝打を浴びた薮田、12回には5失点で敗戦投手になった小林雅を送った。「1試合悪くてもそれがすべてではない。絶大な信頼を持っている」と指揮官。守護神も期待に応え、無失点に抑えた。勝てなかったが、投手の力で引き分けに持ち込めた。交流戦逆転3連覇へ向け、19日からは一昨年から9連勝と相性のいい巨人戦に臨む。
成瀬は本当に安定感が出てきた。素晴らしいね。