“伝説の名投手”ノーラン・ライアン氏がロッテ戦始球式に登場
|
ロッテファンはもちろん、日本中の野球ファンにとってもビッグサプライズ。通算324勝292敗、5714奪三振。160キロを超える速球で、46歳で93年に引退するまで活躍した“20世紀最速の男”が千葉マリンのマウンドに上がるのだ。バレンタイン監督がライアン氏と旧知の仲であることが縁となった。
「彼は偉大な投手。そして人間としてもすばらしい人物なんだ」とバレンタイン監督はうれしそうに話した。
3歳年上のライアン氏との縁は深い。最初のノーヒットノーランは選手としてエンゼルスで同僚だった73年に目撃。6、7度目と5000奪三振、300勝達成なども85-92年まで務めたレンジャーズ監督時代に果たされたもの。ライアン氏は「バッティングピッチャーをしてもいいよ」と気さくに話しているという。
“伝説”の来場にロッテ投手陣も大興奮。清水は「え、ほんとに来るの? 雰囲気を感じるだけでも。なにか学べれば」と早くも心待ち。バレンタイン監督は「わずか1日だが、選手にとってもいい経験になるだろう」と“ライアン効果”に期待する。
ライアン氏は今回は米国食肉輸出連合会の親善大使として来日。当日の試合は「アメリカン・ミート・デー」と銘打たれる。
■ノーラン・ライアン(Nolan Ryan)
1947年1月31日、米テキサス州生まれ、60歳。65年ドラフト10巡目でメッツ入団。その後、エンゼルス、アストロズ、レンジャーズでプレー。160キロ超えの快速球を武器に27年間で807試合に登板し、324勝(292敗、防御率3.19)を挙げた。72年に達成した年間383奪三振と通算5714奪三振はメジャー記録。44歳の91年には自身7度目のノーヒットノーランを記録。93年オフに引退。99年野球殿堂入り。現在はアストロズのGM特別補佐。タイトルは最優秀防御率2度、最多奪三振11度。オールスター出場8度。右投げ右打ち。
これは凄い事。特にピッチャーは学んで欲しいね。